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Googleフォームは、アンケート作成、イベント登録、意見収集など、多岐にわたる用途で非常に便利なツールです。その直感的なインターフェースと強力な機能により、個人からビジネスまで、あらゆるユーザーが手軽にデータを収集・整理できます。この記事では、Googleフォームの基本的な使い方から、高度な活用術、そしてデータを最大限に活かすためのヒントまで、実践的なアプローチで解説していきます。

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Googleフォームとは?その基本的な理解と活用法

Googleフォームは、Googleが提供する無料のオンラインフォーム作成ツールです。Gmailアカウントがあれば誰でも簡単に利用でき、プログラミングの知識がなくても、視覚的な操作でアンケートやテスト、問い合わせフォームなどを作成できます。収集されたデータは自動的にGoogleスプレッドシートに整理されるため、分析や管理も非常に効率的です。

Googleフォームの主要な機能と利点

Googleフォームは、その汎用性の高さと使いやすさから、様々な場面で活用されています。

  • 多様な質問形式: 短文回答、段落回答、複数選択、チェックボックス、プルダウン、日付、時刻、グリッド、線形スケールなど、あらゆる種類の質問に対応しています。これにより、必要な情報を正確に収集できます。
  • テンプレートの利用: ゼロから作成するだけでなく、イベント参加登録、連絡先情報、アンケートなど、様々な目的に合わせたテンプレートが用意されており、効率的にフォームを作成できます。
  • リアルタイムの回答収集と分析: フォームへの回答はリアルタイムでGoogleスプレッドシートに集約され、自動的にグラフ化されるため、集計の手間なく傾向を把握できます。
  • 共同編集機能: 複数のユーザーでフォームの作成や管理を行うことができ、チームでのプロジェクトに最適です。
  • カスタマイズ性: テーマや色、フォントを自由に設定できるため、ブランドイメージに合わせたフォームを作成できます。
  • ファイルのアップロード機能: 回答者からファイル(写真、書類など)をアップロードしてもらうことも可能です。これは、応募フォームや資料請求などで非常に便利です。

Googleフォームでできること:具体的な活用シーン

Googleフォームは、その柔軟性から、以下のような幅広いシーンで活用できます。

  • アンケート調査: 顧客満足度調査、市場調査、従業員満足度調査など、様々なアンケートを効率的に実施できます。
  • イベント登録: セミナー、ウェビナー、ワークショップ、オフラインイベントなどの参加登録フォームとして利用できます。支払い情報を収集するオプションも追加可能です。
  • 問い合わせフォーム: ウェブサイトに設置し、顧客からの問い合わせやサポートリクエストを受け付けることができます。
  • 申込みフォーム: 資料請求、サービス申込み、ボランティア応募など、多様な申込みを受け付けられます。
  • テスト・小テスト: 教育現場で、学生の理解度を確認するための小テストや、クイズ形式の試験を作成できます。自動採点機能も活用できます。
  • 意見収集・フィードバック: 新しいプロジェクトのアイデア募集、既存サービスの改善点、社内意見の収集など、多様なフィードバックを募ることができます。
  • 予約システム: 美容院、クリニック、コンサルティングなど、予約が必要なサービスにおいて、簡素な予約フォームとして利用できます。
  • 連絡先収集: 名刺交換の代わりに、イベント会場やウェブサイトで連絡先を収集する際に便利です。

2023年のデータによると、世界中の20億人以上のGoogleアカウントユーザーが、Googleフォームを含むGoogle Workspaceのサービスを利用しています。特に中小企業においては、Googleフォームの無料かつ多機能な点が大きな魅力となっており、**約60%**の企業が顧客や従業員からのデータ収集に何らかの形でフォームツールを利用しているという調査結果もあります。

Googleフォームの作成手順:ゼロから始める基礎ガイド

Googleフォームの作成は、驚くほど簡単です。ここでは、基本的なフォームの作成手順をステップバイステップで解説します。このガイドに従えば、誰でも数分でプロフェッショナルなフォームを作成できるようになります。

ステップ1:Googleフォームへのアクセスと新規作成

まず、Googleフォームにアクセスすることから始めます。

  1. Googleアカウントにログイン: Googleフォームを利用するには、Googleアカウントが必要です。Gmailをお持ちであれば、そのアカウントでログインできます。
  2. Googleフォームにアクセス:
    • Google検索で「Googleフォーム」と検索し、公式ページにアクセスします。
    • Googleドライブを開き、「新規」>「その他」>「Googleフォーム」を選択します。
    • 直接forms.google.comにアクセスします。
  3. 新しいフォームの作成:
    • 新しいフォームを作成するには、「空白のフォーム」または「テンプレート ギャラリー」から選択します。初めての場合は、「空白のフォーム」から始めるのが良いでしょう。
    • テンプレートギャラリーには、「連絡先情報」「イベント出欠確認」「パーティー招待状」など、様々な目的に合わせたテンプレートが用意されています。

ステップ2:フォームのタイトルと説明の設定

フォームを作成したら、まずタイトルと説明を設定します。

  • フォームのタイトル: フォームの上部にある「無題のフォーム」をクリックし、フォームの目的を明確に示すタイトルを入力します。例:「顧客満足度アンケート」「新製品アイデア募集」など。
  • フォームの説明: タイトル下にある説明欄には、フォームの目的、回答にかかる時間、回答のプライバシーポリシーなど、回答者にとって役立つ情報を簡潔に記載します。これにより、回答者は安心してフォームに記入できます。

ステップ3:質問の追加とカスタマイズ

Googleフォームの核心は、多様な質問形式です。

  1. 質問の追加:
    • デフォルトで1つ目の質問が用意されています。「+」ボタン(質問を追加)をクリックすると、新しい質問を追加できます。
    • 質問の種類を切り替えるには、質問タイトルの右側にあるプルダウンメニューをクリックします。
  2. 質問の種類を選択:
    • 記述式: 短いテキストの回答(氏名、メールアドレスなど)。
    • 段落: 長いテキストの回答(意見、詳細な説明など)。
    • ラジオボタン: 複数の選択肢から1つだけ選ぶ(性別、年齢層など)。
    • チェックボックス: 複数の選択肢から複数選ぶ(興味のある項目、好きな色など)。
    • プルダウン: ドロップダウンリストから1つ選ぶ(都道府県、国など)。
    • ファイルアップロード: 回答者からファイルを受け取る(写真、書類など)。
    • リニアスケール: 段階評価(1~5の満足度など)。
    • 複数選択グリッド/チェックボックスグリッド: 複数の項目に対して複数の選択肢がある場合(サービス評価、曜日ごとの対応可否など)。
    • 日付: 日付の入力。
    • 時刻: 時刻の入力。
  3. 質問のカスタマイズ:
    • 必須項目: 質問の右下にある「必須」スイッチをオンにすると、回答者がその質問に答えなければフォームを送信できないように設定できます。
    • 説明: 質問のすぐ下に、質問の意図を補足する説明を追加できます。
    • 画像/動画の追加: 質問や選択肢の横に画像やYouTube動画を追加し、視覚的に分かりやすいフォームを作成できます。
    • セクションの追加: 「セクションを追加」ボタンをクリックすると、フォームを複数のページに分割できます。これにより、長いフォームでも回答者の負担を軽減できます。

ステップ4:テーマのカスタマイズとプレビュー

フォームのデザインを調整し、回答者にとって魅力的なものにしましょう。

  • テーマのカスタマイズ:
    • 画面右上のパレットアイコン(テーマをカスタマイズ)をクリックします。
    • ヘッダー画像: フォームの上部に表示される画像をアップロードできます。ブランドロゴやイベントの画像を配置すると、プロフェッショナルな印象を与えます。
    • テーマの色: フォームの背景色やアクセントカラーを選択できます。
    • 背景色: フォーム全体の背景色を設定できます。
    • フォントスタイル: テキストのフォントを変更できます。
  • プレビュー:
    • 画面右上の目のアイコン(プレビュー)をクリックすると、回答者がフォームをどのように見るかを確認できます。送信前に必ずプレビューを行い、誤字脱字やレイアウトの崩れがないか確認しましょう。

ステップ5:設定の調整と共有

フォームが完成したら、細かな設定を調整し、回答者に共有します。 Google form 回答 共有

  • 設定:
    • 画面右上の歯車アイコン(設定)をクリックします。
    • 回答の収集: 回答者のメールアドレスを収集するかどうかを設定できます。
    • 回答の編集: 回答者が送信後に自分の回答を編集できるようにするかどうか。
    • 回答の表示回数: 回答者が回答の集計結果を見られるようにするかどうか。
    • プレゼンテーション:
      • 進行状況バーの表示: フォームが複数のセクションに分かれている場合に、回答者がどこまで進んだかを示すバーを表示できます。
      • 質問の順序をシャッフル: クイズなどで質問の順序をランダムに表示できます。
      • 確認メッセージ: 回答送信後に表示されるメッセージをカスタマイズできます。
    • クイズ: フォームをクイズとして使用する場合に、配点や正解の表示などを設定できます。
  • 共有:
    • 画面右上の「送信」ボタンをクリックします。
    • メールで送信: 回答者のメールアドレスを入力して直接フォームを送信します。
    • リンクで共有: フォームのURLをコピーして、SNS、ウェブサイト、チャットなどで共有します。URLを短縮することも可能です。
    • 埋め込みコード: ウェブサイトにフォームを直接埋め込むためのHTMLコードを生成します。

以上のステップを踏むことで、誰でも簡単にGoogleフォームを作成し、共有することができます。作成したフォームは、回答が送信されると自動的にGoogleスプレッドシートにデータが蓄積され、分析や管理が非常に効率的になります。

Googleフォームを使いこなす:高度な機能と活用術

Googleフォームは基本的な機能だけでも非常に便利ですが、さらに踏み込んだ使い方をすることで、その真価を発揮します。ここでは、フォームをより高度に、そして効率的に活用するための機能とヒントを紹介します。

セクション分けと条件分岐:複雑なフォームをスマートに

長いフォームや、回答者の選択に応じて質問内容を変えたい場合に非常に役立つのが「セクション」と「条件分岐」です。

  • セクションの活用:
    • フォームを複数のセクションに分割することで、回答者の負担を軽減し、回答完了率を高めることができます。例えば、個人情報、製品に関する質問、サービスに関する質問など、テーマごとにセクションを分けるのが一般的です。
    • 新しいセクションを追加するには、ツールバーの「セクションを追加」アイコン(二重の長方形)をクリックします。
    • 各セクションには独自のタイトルと説明を設定できます。
  • 質問への条件分岐(GOTOセクション):
    • 特定の質問の回答に基づいて、回答者を別のセクションに誘導する機能です。これにより、回答者に関連性のない質問をスキップさせることができます。
    • 例:「はい」と答えたらセクションBへ、「いいえ」と答えたらセクションCへ、といった設定が可能です。
    • 設定方法:
      1. ラジオボタンまたはプルダウン形式の質問を作成します。
      2. 質問の右下にある縦3点リーダー(その他のオプション)をクリックし、「回答に基づいてセクションに移動」を選択します。
      3. 各選択肢の横に表示されるプルダウンから、移動先のセクションを指定します。
    • この機能は、アンケートのパーソナライズ、トラブルシューティングのガイド、複雑な応募フォームなど、多岐にわたって活用できます。

回答の制限とバリデーション:データの質を高める

収集するデータの質を向上させるために、回答に制限を設けることができます。

  • 回答の収集制限:
    • 1人1回の回答に制限: 「設定」タブの「回答」セクションで「回答を1回に制限する」をオンにすると、回答者はGoogleアカウントにログインしている場合に限り、1回だけフォームを送信できるようになります。これは、投票や特定の応募で公平性を保つために重要です。
    • 回答期間の設定: 「設定」タブには直接的な「回答期間」設定はありませんが、スクリプト(Google Apps Script)を利用するか、手動でフォームの「回答を受け付ける」をオフにすることで対応可能です。イベントの締切日などに合わせて活用できます。
  • 回答の検証(入力規則):
    • 特定の質問に、特定の形式の回答を強制する機能です。これにより、誤ったデータ入力や不適切な回答を防ぎ、データの一貫性を保ちます。
    • 設定方法:
      1. 記述式または段落形式の質問を選択します。
      2. 質問の右下にある縦3点リーダー(その他のオプション)をクリックし、「回答の検証」を選択します。
      3. 数値: 特定の数値範囲(例:年齢は18~65歳)や、特定の値(例:在庫数は0以上)を設定できます。
      4. テキスト: 特定のテキストを含む、含まない、メールアドレス形式、URL形式などを指定できます。
      5. 正規表現: より複雑なパターンマッチング(例:特定の形式のID番号)を設定できます。
      6. カスタムエラーテキスト: 検証に失敗した場合に表示されるメッセージをカスタマイズできます。
    • 例えば、メールアドレスの入力欄で「メールアドレス形式」を必須にすれば、誤った形式の入力が減ります。これはデータクレンジングの手間を大幅に削減します。

アドオンの活用:Googleフォームの機能を拡張する

Googleフォームの標準機能だけでは物足りない場合、Google Workspace Marketplaceからアドオンをインストールして機能を追加できます。

  • アドオンのインストール:
    • フォーム編集画面の右上にある縦3点リーダー(その他のオプション)をクリックし、「アドオン」を選択します。
    • Google Workspace Marketplaceが表示されるので、必要なアドオンを検索してインストールします。
  • 一般的なアドオンの例:
    • Form Publisher: フォームの回答を自動的にPDFやWord文書に変換し、指定のフォルダに保存したり、メールで送信したりできます。契約書、請求書、証明書などの生成に便利です。
    • FormLimiter: フォームの回答数、日付と時刻、またはスプレッドシートのセルの値に基づいて、フォームが回答を受け付けるのを自動的に停止させることができます。イベントの定員管理や期間限定アンケートに最適です。
    • Email Notifications for Forms: 特定の回答があった場合やフォームが送信されたときに、カスタマイズされたメール通知を自動的に送信できます。これにより、フォーム送信後すぐに担当者や回答者に確認メールを送ることができます。
    • Choice Eliminator: 選択肢が選ばれるたびに、その選択肢がフォームから消えるように設定できます。これにより、特定の時間の予約が重複するのを防ぐなど、先着順のシステムを構築できます。
    • DocuSign eSignature for Forms: フォームの回答に基づいて電子署名を要求するワークフローを構築できます。これは、契約書や合意書など、法的拘束力のある文書の収集に有効です。

これらの高度な機能を活用することで、Googleフォームは単なるアンケートツールではなく、強力なビジネスプロセス自動化ツールへと変貌します。特に、**約30%**の企業がフォームからのデータ入力ミスに起因する業務ロスを経験しているというデータもあり、バリデーション機能の活用は業務効率化に直結します。また、アドオンを活用することで、平均して業務時間を15%削減できるというユーザーの声もあります。

回答の管理と分析:収集したデータを最大限に活かす

Googleフォームで回答を収集するだけでは半分しか活用できていません。収集したデータを適切に管理し、分析することで、貴重なインサイト(洞察)を得ることができます。ここでは、回答の確認方法、スプレッドシート連携、そしてデータ分析の基本について解説します。

回答の確認方法:リアルタイムで概要を把握する

フォームへの回答は、フォームの編集画面内にある「回答」タブからリアルタイムで確認できます。

  • 「回答」タブの概要:
    • フォームの編集画面を開き、上部の「質問」タブの隣にある「回答」タブをクリックします。
    • ここでは、回答の「概要」が自動的にグラフ化されて表示されます。これにより、各質問に対する回答の割合や傾向を視覚的に素早く把握できます。
    • 回答数の表示: 現在の回答数が明確に表示されます。
    • 各質問の集計グラフ:
      • 複数選択やチェックボックス形式の質問は円グラフや棒グラフで表示され、各選択肢の回答数が一目で分かります。
      • リニアスケールの質問は、平均値と分布が表示されます。
      • 記述式や段落形式の質問は、テキストが一覧表示されます。
    • 回答者の識別(設定による): メールアドレスを収集するように設定していれば、各回答を個別のメールアドレスと関連付けて確認できます。
  • 個別の回答の確認:
    • 「概要」の他に、「質問」ごと、または「個別」の回答を確認するオプションもあります。
    • 「質問」タブ: 各質問に特化した回答の集計を確認できます。特定の質問に対する回答の傾向を詳しく見たい場合に便利です。
    • 「個別」タブ: 各回答者が提出したフォームの内容を、回答者ごとにまとめて確認できます。特定の回答者の詳細な情報を確認したい場合や、個別のフィードバックを確認する際に役立ちます。

Googleスプレッドシートへの連携:詳細なデータ管理

Googleフォームの最大の利点の一つは、回答が自動的にGoogleスプレッドシートに連携されることです。これにより、より詳細なデータ管理や分析が可能になります。

  • スプレッドシートへの接続:
    • 「回答」タブの右上に表示される緑色のスプレッドシートアイコンをクリックします。
    • 初めて接続する場合、「新しいスプレッドシートを作成」または「既存のスプレッドシートを選択」のオプションが表示されます。
    • 通常は「新しいスプレッドシートを作成」を選択し、フォームタイトルと同じ名前のスプレッドシートを作成します。
  • スプレッドシートの活用:
    • スプレッドシートには、回答が送信された日時とともに、各質問の回答が1行1列で記録されます。
    • リアルタイム更新: フォームに新しい回答が送信されるたびに、スプレッドシートも自動的に更新されます。
    • データの並べ替えとフィルタリング: スプレッドシートの標準機能を使って、回答を特定の条件で並べ替えたり、フィルタリングしたりできます。これにより、特定の回答パターンを持つユーザーを抽出するなどが容易になります。
    • 条件付き書式: 特定の回答を強調表示するなど、視覚的な識別を容易にするために条件付き書式を設定できます。
    • 計算と関数: スプレッドシートの豊富な関数(SUM, AVERAGE, COUNTIF, VLOOKUPなど)を使用して、回答データを集計したり、さらに複雑な計算を行ったりできます。
    • ピボットテーブル: 複雑なデータ分析を行う場合、ピボットテーブルを作成して、回答のクロス集計やグループ化を行うことができます。
    • グラフの作成: スプレッドシートのグラフ機能を使って、回答データを様々な種類のグラフ(棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフなど)で視覚化できます。これは、プレゼンテーション資料の作成にも役立ちます。

データの分析と活用:インサイトを得る

収集したデータを分析することで、意思決定に役立つ貴重なインサイトを得ることができます。 Google form 画像

  • パターンと傾向の特定:
    • 多くの回答で共通して見られる意見や問題点を特定します。例えば、特定の製品機能に対する不満が多い、サービス利用者の年齢層に偏りがあるなど。
    • 時間経過による回答の変化(例:キャンペーン期間中の回答数の推移)を追跡し、効果を測定します。
  • 異常値の特定:
    • 平均から大きく外れた回答(例:非常に低い満足度スコア、予想外のコメント)に注目し、その原因を探ります。
  • セグメンテーション分析:
    • 回答者を属性(例:年齢、性別、地域)ごとにグループ分けし、各グループの回答傾向を比較します。これにより、特定のターゲット層のニーズや課題をより深く理解できます。
    • 例えば、20代の回答者と40代の回答者で、製品への評価や要望がどのように異なるかなどを分析します。
  • アクションプランの策定:
    • 分析結果に基づいて、具体的なアクションプランを策定します。例えば、「顧客満足度が低い原因はサポート体制にある」というインサイトが得られたら、サポート体制の改善策を立案します。
    • 新製品の開発、既存サービスの改善、マーケティング戦略の調整など、多様なビジネス決定にデータ分析の結果を活用できます。

Googleフォームによるデータ収集は、単なる情報の羅列ではありません。スプレッドシートとの連携、そして適切な分析手法を用いることで、そのデータはビジネス成長のための強力な武器となります。特に、データの約70%は一度しか活用されないというデータもあり、せっかく集めたデータを最大限に分析し、活用することが重要です。データ駆動型の意思決定は、企業の成長を加速させる鍵となります。

Googleフォームの応用例:具体的な業務改善のヒント

Googleフォームは、その汎用性の高さから、ビジネスや教育、個人の活動など、様々な分野で業務効率化やプロセス改善に貢献できます。ここでは、具体的な応用例をいくつか紹介し、あなたの業務にどのようにGoogleフォームを組み込めるかのヒントを提供します。

営業・マーケティングでの活用

  • リード獲得と育成:
    • ウェブサイトの問い合わせフォーム: 製品やサービスに関心のある訪問者から、名前、メールアドレス、問い合わせ内容などを収集します。自動的にスプレッドシートに蓄積されるため、リード管理が容易になります。
    • ウェビナー/セミナー登録フォーム: 参加者の基本情報、興味のあるトピックなどを収集し、参加者リストを作成します。登録完了後、自動返信メールで参加詳細を送信するアドオンを活用すれば、参加者の満足度も向上します。
    • 資料請求フォーム: e-bookやホワイトペーパーのダウンロードと引き換えに、見込み客の情報を収集します。ダウンロード後にフォローアップメールを送信する仕組みと連携させることで、効果的なリード育成が可能です。
    • キャンペーン応募フォーム: 新製品の発売記念キャンペーンや、限定割引の応募を受け付けます。応募者の詳細なデータを収集し、将来のマーケティング活動に活用できます。
  • 顧客フィードバックと満足度調査:
    • 購入後アンケート: 製品やサービスの購入・利用後に、顧客満足度や利用体験に関するフィードバックを収集します。顧客の不満点を早期に発見し、改善に繋げることができます。
    • イベント後の評価アンケート: セミナーや展示会などのイベント終了後、参加者からの満足度、コンテンツの評価、改善点などを収集します。次回のイベント企画に役立つ貴重なデータとなります。
    • NPS(ネットプロモータースコア)調査: 「このサービスを友人や同僚に勧める可能性はどのくらいですか?」という単一の質問で、顧客ロイヤルティを測ります。定期的に実施することで、顧客ロイヤルティの変化を追跡できます。

人事・総務での活用

  • 採用プロセス効率化:
    • 採用応募フォーム: 候補者の基本情報、職務経歴、志望動機、履歴書などのファイルをオンラインで効率的に収集します。これにより、紙の書類管理の手間を省き、選考プロセスをスピードアップできます。
    • 面接評価フォーム: 面接官が候補者の評価を統一された基準で入力するフォームを作成します。これにより、評価のばらつきを抑え、客観的な採用判断を支援します。
  • 従業員管理とコミュニケーション:
    • 社内アンケート: 従業員満足度調査、福利厚生に関する意見募集、社内イベントへの参加希望調査など、従業員の声を幅広く収集します。
    • 備品申請フォーム: 従業員がPC、文具、消耗品などの備品を申請する際に使用します。申請内容が自動的にスプレッドシートに記録されるため、総務部門の管理業務が効率化されます。
    • 休暇申請フォーム: 従業員が有給休暇やその他の休暇を申請する際に利用します。申請内容が上司や人事担当者に自動で通知されるような連携を設定することも可能です。
    • 健康状態報告フォーム: 感染症対策などで、従業員の毎日の健康状態を報告させるフォームとして利用できます。特に大人数の企業では、迅速な状況把握に貢献します。

教育現場での活用

  • 小テスト・宿題の提出:
    • オンラインテスト: Googleフォームをクイズ形式に設定し、自動採点機能とフィードバックを活用することで、学生の理解度チェックや復習を効率化します。
    • 宿題提出フォーム: 学生がレポートや課題のファイルをアップロードして提出するフォームとして利用します。提出状況がスプレッドシートで管理できるため、教員の負担を軽減します。
  • 授業運営とコミュニケーション:
    • 授業評価アンケート: 学生が授業内容や教員の指導方法について評価するアンケートを実施します。これにより、授業改善のための貴重なフィードバックを得られます。
    • 質問・相談受付フォーム: 学生が授業中に疑問に思ったことや、個別の相談事項を匿名で提出できるフォームを設置します。学生が安心して質問できる環境を提供し、学習意欲を高めます。

これらの応用例はほんの一部に過ぎません。Googleフォームの柔軟性とGoogle Workspaceエコシステムとの連携を最大限に活用することで、あなたの組織や個人のプロジェクトにおける様々な課題を解決し、業務効率を大幅に向上させることが可能です。実際、多くの企業がGoogleフォームの導入により、データ収集にかかる時間を平均で40%削減し、手作業によるデータ入力ミスを70%以上削減できたという事例が報告されています。

セキュリティとプライバシー:Googleフォーム利用時の注意点

Googleフォームは非常に便利で多機能ですが、利用する際にはセキュリティとプライバシーに関する重要な考慮事項があります。特に個人情報や機密情報を扱う場合は、適切な対策を講じることが不可欠です。

回答のセキュリティとプライバシー設定

  • Googleアカウントでのログイン必須化:
    • フォームの設定で「回答を1回に制限する」をオンにすると、回答者はGoogleアカウントにログインしている必要があります。これにより、回答者の身元をある程度特定でき、匿名性を下げることができます。
    • ただし、この設定をオンにすると、Googleアカウントを持っていないユーザーや、匿名で回答したいユーザーはフォームを送信できなくなります。ターゲット層に合わせて慎重に判断しましょう。
  • メールアドレスの収集:
    • 「回答者のメールアドレスを収集する」オプションをオンにすると、回答者のメールアドレスを自動的に収集できます。これにより、個別のフォローアップが可能になります。
    • しかし、メールアドレスは個人情報であるため、収集する際にはその目的を明確に伝え、プライバシーポリシーに則って適切に管理する必要があります。
  • 回答の編集の許可:
    • 「回答後に編集を許可する」をオンにすると、回答者は一度送信した回答を後から変更できます。これは、申請内容の修正が必要な場合などに便利ですが、データの一貫性や最終性を考慮して判断する必要があります。
  • ファイルのアップロード機能の注意点:
    • ファイルアップロード機能は便利ですが、マルウェアを含むファイルがアップロードされるリスクもゼロではありません。Googleドライブのセキュリティスキャンはありますが、常に警戒が必要です。
    • アップロードされるファイルの種類やサイズに制限を設けることで、リスクを軽減できます。
    • ファイルの所有権はアップロード者に帰属し、フォームの所有者がそのファイルにアクセスできることに注意しましょう。

機密情報の取り扱いについて

  • 個人情報保護法(GDPR、CCPAなど)への準拠:
    • 特にEUのGDPRや米国のCCPAなど、各国の個人情報保護法規は非常に厳格です。これらの法律が適用される地域から情報を収集する場合、同意の取得方法、データの保管期間、削除権など、細心の注意を払う必要があります。
    • 明示的な同意の取得: センシティブな個人情報(健康情報、政治的信条、人種など)を収集する場合は、チェックボックスなどで明示的な同意を得るようにしましょう。
    • プライバシーポリシーの明示: フォームの説明欄に、収集したデータの利用目的、保管方法、共有範囲、問い合わせ先などを記載したプライバシーポリシーへのリンクを必ず含めましょう。
  • クレジットカード情報や機密性の高い情報の収集は避ける:
    • Googleフォームは、PCI DSSに準拠した支払い処理システムではありません。 クレジットカード番号、銀行口座情報、パスワードなどの機密性の高い情報を直接フォームで収集することは、絶対に避けるべきです。
    • これらの情報を収集する必要がある場合は、PayPal、Stripe、Squareなどの専門の決済サービスや、暗号化された安全なプラットフォームを利用しましょう。Googleフォームはあくまで、これらの決済サービスへの誘導や、支払いに関連しない情報収集のために利用するのが適切です。
    • Googleは、Googleフォームを介してクレジットカード情報などの機密情報を送信しないよう公式に推奨しており、そのような行為は利用規約違反となる可能性があります。違反が確認された場合、フォームが停止されることもあります。

フォームの共有とアクセス権

  • 共同編集者へのアクセス権限:
    • フォームを他のユーザーと共同で編集する場合、そのユーザーに与えるアクセス権限(編集者、閲覧者)を慎重に設定しましょう。意図しない変更やデータ流出のリスクを避けるため、必要な最小限の権限のみを与えるのが原則です。
    • 共同編集者は、フォームの回答にもアクセスできるため、共有する相手は信頼できる人物に限定すべきです。
  • 公開範囲の設定:
    • フォームの共有リンクを生成する際、リンクの公開範囲を設定できます(「リンクを知っている全員」「特定のユーザー」など)。
    • 社内アンケートなど、特定のグループにのみ公開したい場合は、「特定のユーザー」またはGoogle Workspaceのドメイン内でのみアクセス可能にする設定を選択しましょう。不特定多数に公開されるリンクは、意図しない回答やスパムの温床となる可能性があります。

スパム対策

  • reCAPTCHAの導入:
    • フォームの設定で「reCAPTCHAを含める」をオンにすると、回答者がロボットではないことを確認するためのreCAPTCHAチャレンジが追加されます。これにより、自動化されたスパム回答を大幅に削減できます。
  • 必須項目と回答検証:
    • 主要な質問を必須項目にし、回答の検証(入力規則)を設定することで、意味のない回答やランダムな文字の入力を防ぐことができます。

Googleフォームを利用する際は、これらのセキュリティとプライバシーに関する注意点を常に意識し、適切な対策を講じることで、安全かつ効果的にデータを収集し、管理することができます。収集するデータの種類と機密性に応じて、最適な設定を選択し、ユーザーへの透明性を確保することが、信頼性の高いデータ収集活動の基盤となります。

Googleフォームで知っておくべきこと:便利なTIPSとよくある問題解決

Googleフォームをより快適に、そして効率的に使うための実用的なTIPSや、利用中によく遭遇する問題の解決策について解説します。

フォームをより使いやすくするTIPS

  • 質問のコピーと移動:
    • 既存の質問を複製するには、質問を選択し、下部に表示される「複製」アイコンをクリックします。同じような質問を複数作成する際に非常に便利です。
    • 質問の順序を変更するには、質問の上部にある6つの点(⋮⋮)をドラッグ&ドロップします。
  • プレビュー機能の活用:
    • フォームを公開する前に、必ず「プレビュー」アイコン(目の形)をクリックして、回答者からどのように見えるかを確認しましょう。これにより、レイアウトの崩れや誤字脱字、質問の分かりにくさなどを事前に発見し、修正できます。特に条件分岐を設定したフォームは、全てのパスが正しく動作するかを確認することが重要です。
  • 確認メッセージのカスタマイズ:
    • フォーム送信後に表示される「確認メッセージ」をカスタマイズすることで、回答者に感謝の気持ちを伝えたり、次のアクション(例:ウェブサイトへの誘導、SNSフォローの依頼)を促したりできます。「設定」タブの「プレゼンテーション」セクションで設定できます。
  • ファイルのアップロード先フォルダの管理:
    • フォームでファイルをアップロードする質問を設定した場合、アップロードされたファイルは自動的にGoogleドライブ内の特定のフォルダに保存されます。このフォルダはフォームの作成時に自動生成されますが、必要に応じてフォルダ名を変更したり、共有設定を調整したりできます。ファイルを整理しやすくするために、関連するファイルを一元管理する習慣をつけましょう。
  • Google Apps Scriptとの連携:
    • Google Apps Script(GAS)は、Google Workspaceのアプリケーションを自動化・連携させるためのスクリプト言語です。これを使うと、Googleフォームの機能をさらに拡張できます。
    • フォーム送信時の自動通知: フォームが送信されたときに、特定のメールアドレスに自動で通知を送信するスクリプトを作成できます。
    • 回答内容の自動処理: 特定の回答に基づいて、Googleスプレッドシートのデータを更新したり、別のGoogleサービス(例:Googleカレンダーにイベントを追加)と連携させたりできます。
    • GASは少しプログラミングの知識が必要ですが、多くの便利なサンプルスクリプトが公開されており、コピー&ペーストで利用できるものも少なくありません。

よくある問題とその解決策

  • 「フォームが送信できません」エラー:
    • 必須項目が未入力: 回答者が必須項目を入力していない可能性があります。フォームの必須項目をすべて確認してもらいましょう。
    • 回答の検証エラー: 数値やテキスト形式などの入力規則に違反している可能性があります。エラーメッセージを確認し、正しい形式で入力するよう促しましょう。
    • ネットワーク接続の問題: 回答者のインターネット接続が不安定な場合があります。安定した環境での再試行を促しましょう。
    • 容量制限: ファイルアップロードを含むフォームの場合、アップロードするファイルのサイズがGoogleドライブの容量制限を超えている可能性があります。
    • フォームの受付停止: フォームの所有者が回答の受付を停止している可能性があります。フォームの所有者に確認しましょう。
  • 画像が表示されない/アップロードできない:
    • 画像ファイルの形式やサイズ: サポートされていない画像形式(例:WebP以外の形式)や、ファイルサイズが大きすぎる場合があります。推奨される形式(JPEG、PNG)とサイズに調整するよう促しましょう。
    • Googleドライブのアクセス権: アップロードするファイルや、フォーム内に埋め込まれた画像の共有設定が適切でない場合があります。Googleドライブの共有設定を確認しましょう。
    • ネットワークの問題: ネットワーク接続が不安定な場合、画像の読み込みやアップロードに失敗することがあります。
  • スプレッドシートへの回答が反映されない:
    • スプレッドシートとの連携が切れている: 何らかの原因でフォームとスプレッドシートの連携が切れている可能性があります。「回答」タブのスプレッドシートアイコンをクリックし、「リンクを解除して新しいスプレッドシートに再接続」を試してみましょう。
    • スプレッドシートの行数制限: 非常に多くの回答がある場合、スプレッドシートの行数制限(Google Sheetsのシートは1000万セルが上限)に近づいている可能性があります。ただし、これは非常に大規模なフォームに限定されます。
    • スクリプトの競合: スプレッドシートにカスタムスクリプトを設定している場合、それがフォームからのデータ挿入と競合している可能性もゼロではありません。
  • 共同編集者が編集できない:
    • アクセス権限の不足: 共同編集者に「編集者」としての権限が付与されているか確認しましょう。「閲覧者」権限では編集できません。フォームの「送信」ボタンの隣にある縦3点リーダー(その他のオプション)から「共同編集者を追加」を選択し、権限を調整できます。
    • Googleアカウントのログイン: 共同編集者が、適切にGoogleアカウントにログインしているか確認しましょう。

これらのTIPSとトラブルシューティングの知識を持つことで、Googleフォームを最大限に活用し、スムーズなデータ収集・管理を実現できるでしょう。もしここに記載されていない問題に遭遇した場合は、Googleの公式ヘルプやオンラインコミュニティで情報を検索することをお勧めします。Googleフォームの利用者は非常に多いため、同様の問題に遭遇したユーザーが解決策を共有していることが多いです。

Googleフォームに関するよくある質問 (FAQ)

質問

Googleフォームは無料で使えますか?
回答
はい、GoogleフォームはGoogleアカウントがあれば無料で利用できます。Google Workspaceの有料プランに加入している企業や学校でも利用できますが、基本的な機能は個人ユーザーも無料で利用可能です。

質問

Googleフォームの回答は自動的に保存されますか?
回答
はい、フォームの作成中に自動的にGoogleドライブに保存されます。また、フォームに回答が送信されると、その回答は自動的にGoogleフォームの「回答」タブに集計され、連携しているGoogleスプレッドシートにもリアルタイムで記録されます。

質問

フォームを送信後、回答を編集することはできますか?
回答
はい、フォーム作成者が「設定」タブで「回答後に編集を許可する」をオンにしている場合、回答者は送信後に自分の回答を編集できます。この機能は、通常、Googleアカウントにログインしている回答者に限られます。 Google form 活用

質問

Googleフォームで画像をアップロードする質問を追加できますか?
回答
はい、質問形式で「ファイルアップロード」を選択すると、回答者が画像ファイル(またはPDFなどの他のファイル)をアップロードできるようになります。アップロードされたファイルは、フォーム作成者のGoogleドライブに保存されます。

質問

アンケートの回答数を制限することはできますか?
回答
Googleフォームの標準機能では、直接的な回答数の上限設定はありません。しかし、Google Apps Scriptを利用するか、FormLimiterなどのアドオンをインストールすることで、回答数の上限を設定し、特定の回答数に達したらフォームを自動的に閉鎖することができます。

質問

回答者の匿名性を確保することはできますか?
回答
はい、フォーム作成時に「メールアドレスを収集する」のチェックを外したり、「回答を1回に制限する」をオフにしたりすることで、回答者の匿名性を高めることができます。ただし、IPアドレスなどの技術的な情報は収集されませんが、回答内容によっては個人を特定できる可能性があるので注意が必要です。

質問

フォームの回答結果をグラフで表示できますか?
回答
はい、Googleフォームの「回答」タブでは、自動的に回答の概要がグラフ(円グラフ、棒グラフなど)で表示されます。さらに詳細な分析が必要な場合は、連携しているGoogleスプレッドシートでピボットテーブルやグラフを自由に作成できます。

質問

Googleフォームでクイズやテストを作成できますか?
回答
はい、「設定」タブで「クイズにする」をオンにすると、Googleフォームをクイズ形式に変換できます。正解を設定したり、配点をしたり、自動採点機能を利用したりすることができます。

質問

Googleフォームのテーマやデザインをカスタマイズできますか?
回答
はい、フォーム作成画面の右上に表示されるパレットアイコン(テーマをカスタマイズ)から、ヘッダー画像、テーマの色、背景色、フォントスタイルなどを自由にカスタマイズできます。

質問

フォームの共有方法にはどのような種類がありますか?
回答
Googleフォームは、主に以下の3つの方法で共有できます。

  1. メールで送信: 特定のメールアドレスにフォームのリンクを直接送信します。
  2. リンクで共有: フォームのURLを生成し、ウェブサイトやSNSなどで共有します。URLの短縮機能も利用できます。
  3. ウェブサイトに埋め込む: HTMLコードを生成し、自分のウェブサイトにフォームを直接埋め込むことができます。

質問

Googleフォームで入力規則(バリデーション)を設定できますか?
回答
はい、記述式や段落形式の質問で、回答の検証(入力規則)を設定できます。例えば、数値の範囲、特定のテキストの有無、メールアドレス形式、URL形式などを強制できます。これにより、入力ミスを防ぎ、データの質を高めることができます。

質問

フォームに複数のセクション(ページ)を追加できますか?
回答
はい、フォームの編集画面のツールバーにある「セクションを追加」アイコンをクリックすると、フォームを複数のセクションに分割できます。これにより、長いフォームでも回答者の負担を軽減し、完了率を高めることができます。

質問

回答者の選択肢に基づいて、次の質問を変えることはできますか?
回答
はい、これは「回答に基づいてセクションに移動」という機能で実現できます。ラジオボタンやプルダウン形式の質問で、回答者の選択肢に応じて異なるセクション(質問のグループ)に誘導することができます。 Google form 料金

質問

フォームに共同編集者を追加できますか?
回答
はい、フォームの右上にある縦3点リーダー(その他のオプション)から「共同編集者を追加」を選択すると、他のGoogleアカウントユーザーを共同編集者として追加できます。これにより、チームでフォームを作成・管理できます。

質問

Googleフォームで収集したデータをExcelで開けますか?
回答
はい、Googleフォームと連携しているGoogleスプレッドシートのデータをダウンロードすることで、Excelで開くことができます。スプレッドシートの「ファイル」メニューから「ダウンロード」>「Microsoft Excel (.xlsx)」を選択します。

質問

フォームの回答を自動でメールで通知させることはできますか?
回答
Googleフォームの標準機能には自動メール通知機能はありませんが、Google Workspace Marketplaceで提供されている「Email Notifications for Forms」などのアドオンを利用するか、Google Apps Scriptを記述することで、フォーム送信時に特定のメールアドレスへ自動通知を送信できます。

質問

フォームを一度閉鎖しても、再度回答を受け付けることはできますか?
回答
はい、フォームの「回答」タブの上部にある「回答を受け付けています」のトグルスイッチをオフにすることで回答を停止でき、再度オンにすることで回答を再開できます。

質問

Googleフォームはモバイルデバイスでも利用できますか?
回答
はい、Googleフォームはレスポンシブデザインに対応しているため、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでも問題なく作成、編集、回答が可能です。

質問

フォームの回答を削除することはできますか?
回答
はい、フォームの「回答」タブで個別の回答を選択し、削除することができます。スプレッドシートに連携している場合も、スプレッドシートから該当する行を削除できます。ただし、一度削除した回答は復元できないため注意が必要です。

質問

フォームでファイルアップロードを許可した場合、アップロードされるファイルのサイズに制限はありますか?
回答
はい、質問の設定でアップロードできるファイルの最大サイズ(1MB、10MB、100MB、1GB、10GB)を選択できます。また、ファイルの種類を特定の形式(ドキュメント、画像、動画など)に制限することも可能です。アップロードされたファイルの合計サイズは、フォーム所有者のGoogleドライブのストレージ容量にカウントされます。

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